ワーホリネット | ワーキングホリデーとは
20250902535

英国YMSビザが改定 24時間前までの来館予約制を撤廃 

英国YMSビザが改定 24時間前までの来館予約制を撤廃

 英国ビザ申請では、パスポートの提出や生体認証登録を大使館ではなく民間の英国ビザ申請センターで行いますが、この来館予約はインターネットで事前に行う必要があります。

これまでは、来館の24時間前まで(前日の23:59まで)に予約が必要で、来館当日の予約はできませんでした。しかし、2025年7月以降は、受付開始時刻前であれば、来館の予約も書類のアップロードも可能になっています。


たとえば、その日の早朝に本日の空席状況を予約サイトで確認し、空きがあった場合はそのまま予約して、予約時刻まで間に合うように来館すれば良いことになります。

ただし、遅刻して予約時刻が過ぎた場合は、受付で20,300円(2025年9月時点)を支払ってフレクシィ・アポイントメント(Flexi Appointment)というサービスを利用しないとその場で申請できなくなりますので注意が必要です。

なお、このサービスを利用しない場合や予約時間までにキャンセルせずにドタキャンした場合は、一旦自宅に戻り、オンライン申請の最初から申請をやりなおす必要があります。

よって、当日に間に合わない場合や、当日急に予定が入って来館できない場合は、予約時刻までにログインしてキャンセル手続きを行う必要があります。



当日に予約が可能になった経緯

従来の来館予約は、「スタンダードアシスト(無料)(Free)」と「プレミアムラウンジ(有料)」の2つだけでした。
しかし、今回、フレクシィ・アポイントメント(Flexi Appointment)という有料枠が親設され、これを利用すれば英国ビザ申請センターの営業時間内(8:00〜14:00)であれば、いつでも好きな時間に来館して申請する事が可能になっています。ただ料金が2万円以上するので通常は選択されることはありません。

フレクシィ・アポイントメントは、以前は「ウォークイン・ウイズアウト・アポイントメント」(Walk-in without appointment)と呼ばれていた有料サービスです。
名前の通り、予約無しで入館できたサービスです。
来館後に受付で料金を払えば、たとえ予約していなくても申請できたのですが、コロナ禍になって一度中断されました。
サービス復活後は呼称を変え、インターネットで日にちだけ指定することが必要になっています。

当日でも予約が可能な「フレクシィ・アポイントメント」が新設されたことで、前日までに予約する必要がなくなり、既存のサービスもこれに準じて当日の予約ができるようになりました。


資金証明のアップロードも来館当日可能に

 予約サイトへのログインが当日可能になったことで、資金証明などの書類を来館時刻までにアップロードすることが可能になっています。

以前は、前日の23:59を過ぎると予約サイトにログインできなくなる仕様だったので、書類のアップロードを前日までに行う必要がありましたが、今回、来館当日のログインが可能になったことで、予約時刻までに書類をアップロードすれば良いことになっています。

ただ、ギリギリではなく数時間前までに余裕をもってアップロードしておくことが大切です。


予約方法の見本
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/VFS_Appointment.html#Register

 


<関連記事>
パスポートの全ページのスキャンが必須に
https://workingholiday-net.com/WhatsNew/weblog/article-20250805534.html



2025年09月02日(火) written by ワーホリネット from (イギリス)


20250805534

英国YMSビザが改定、 パスポートの全ページのスキャンが必須に

英国YMSビザが改定、 パスポートの全ページのスキャンが必須に

 英国ビザ申請では、添付書類の提出の際に、デジタルスキャンしたファイルをアップロードすることも可能になっていますが、2025年8月以降は、パスポートの全ページの鮮明なカラースキャンのアップロードが必須になりました。


なお、パスポートの原本(有効なパスポートの現物)は、今後も英国ビザ申請センターに持参して提出する必要があります。

※パスポートに関しては、全員、スキャンデータのアップロードも持参も両方必要。




 
アップロードでは、パスポートのすべてのページ(白紙含む)を、(高解像度で)鮮明にスキャンしたカラー画像が必要になります。

この際、細かい文字やイラストなどの細い線も鮮明に映るよう、スマートフォン(写真やアプリ)による撮影ではなく、スキャン専用機器を使ったスキャンが推奨されます。


スキャン機器が手元にない場合は、コンビニのマルチコピー機でスキャンし、PDF化してデータ保存できますので、A1サイズに一枚づつ(上下見開きで1枚)高画質のスキャンデータを用意してアップロードに備えます。


また、資金証明の原本データ(日本語の通帳や取引明細書等)の準備ができている場合は、パスポートをスキャンすると同時に高画質カラースキャンにて用意しておきます。


英国YMSビザが改定、 パスポートの全ページのスキャンが必須に

 
英国ビザ申請センターの予約とアップロード方法

https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/VFS_Appointment.html#ai-7-08



2025年08月05日(火) written by ワーホリネット from (イギリス)


20250616533

英国YMSビザが改定、 90日間の入国期限とVignetteが廃止。 渡英前のeVisa登録が必須に

 
6月9日、英国政府(UKVI)は、2025年7月15日からは90日間の入国許可証であるVignette(ビネット)が発行されなくなると発表しました。

昨年のBRP(カード型ビザ)廃止に追随した形になりましたが、これで物理的なビザが完全になくなります。


なお、ビザ審査後に変化のない状態でパスポートが返却されることになりますが、審査でパスポートチェック(埋め込まれたICチップの内容確認)は必要なので、今後もビザ申請時にパスポートを提出することになります。


2025年06月16日(月) written by ワーホリネット from (イギリス)


20250421532

2025イギリスYMS申請料金£319に値上げ

2025イギリスYMS申請料金£319に値上げ

 UK Visas and immigration(HOME OFFICE 英国内務省)によりますと、2025年4月9日よりイギリスビザ申請料金の改定が行われ、Youth Mobility Schemeは現行の£298から£319に値上がりすると発表がありました。ここ数年、年に£5の値上げが続いていましたが、今年は4倍以上となる£21の値上げです。

なお、YMSは通年の申請が可能になっていて、元旦の開始から3ヶ月過ぎた4月時点では定員の6,000名に達しておらず、まだ十分に空きがあります。

 日本円に換算しますと、2025年4月からの申請料金は62,448円(2025年4月現在 1£=195.76円 英国政府内務省専用レート)となります。



 申請料金とは別に、現在、英国のビザ申請者にはNHS(英国保健サービス)保険料が義務付けられており、申請時にこの保険料も支払う必要があります。
YMSの場合は、保険料が£776 × 2 = £1,552(303,820円)となりますので、2025年のYMSビザ申請者は上記申請料金と合わせて、申請時に合計366,268円の申請料金を支払うことになります。


 


申請の際はUK Visas and immigrationのホームページにて事前に確認する必要があります。



Home Office immigration and nationality fees: 9 April 2025
https://www.gov.uk/government/publications/visa-regulations-revised-table/home-office-immigration-and-nationality-fees-9-april-2025#work--applications-made-outside-the-uk


Youth Mobility Scheme visa
How much it costs
https://www.gov.uk/youth-mobility#how-much-it-costs


Tier 5(Youth Mobility Scheme)申請方法
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Lottery.html


2025年04月21日(月) written by ワーホリネット from (イギリス)


20241101531

英国YMSビザが改定 渡航前にeVisaへの登録が必要に

英国YMSビザが改定 渡航前にeVisaへの登録が必要に

 11月1日、英国政府(UKVI)は2024年12月31日で廃止となるBRP(カード型ビザ)について、ビザ申請方法を改定し、英国入国前のeVisaへの登録を可能にしました。

10月31日までは、eVisaへの登録はBRPを取得した滞在者のみに限られていました。


2024年10月31日を最後にBRPが発行されなくなったのに伴い、
2024年11月1日以降、Youth Mobility Scheme(YMS)や学生ビザなどでこれから渡航する人は、「英国入国前にeVisaへの登録が必須」となります。

今後、英国入国時に郵便局でBRPを回収する必要がありませんが、ビザ審査後に渡航許可が出たら、渡航前にUKVIアカウントを作成し、eVisaの取得が必要です。

BRPを取得して既に滞在している人は、2024年12月31日までに、BRPからeVisaへの切り替えが必要になります。


 UKVIアカウントを作成するためには、

・パスポート番号とビザ申請(GWF)番号

または、

・BRP番号(滞在者の場合)

のいずれかが必要です。


以下の英政府の公式サイトからeVisaを取得します。
※ビザ審査にて既に渡航許可が出ている必要があります。

<必要なもの>
・パスポート番号
・有効なメールアドレス(One time codeでSign inが必要)
・有効な携帯電話番号(SMSでSign inが必要)
・ビザ申請(GWF)番号またはBRP(滞在者の場合)


Get access to your eVisa

https://www.gov.uk/get-access-evisa/check-access-your-evisa


 eVisa取得後は、パスポートのみで英国の入国が可能となります。
(滞在者はBRPが不要)


なお、今後、英政府がeVisaの情報をアップデートする可能性がありますので、渡航直前や滞在開始時には英国政府のホームページで再確認が必要です。



・UKVIアカウントを作成し、eVisaに登録するためのガイダンス

https://www.gov.uk/guidance/online-immigration-status-evisa#how-do-i-get-an-evisa-and-a-ukvi-account



 また、2025年1月8日からは、ビザなしの観光旅行で英国を訪れる際には、英国渡航前のETA取得が義務になります。

(※YMSなどで6ヶ月以上の長期滞在者は、eVisaとなるのでETA取得は不要)

・ETAの申請方法

https://www.gov.uk/guidance/apply-for-an-electronic-travel-authorisation-eta

・2025年1月8日から、英国渡航前のETA取得が義務に
https://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article-202410087007.html

2024年11月01日(金) written by ワーホリネット from (イギリス)


20241017530

2024年10月31日以降、 BRPカードの新規発行が停止

2024年10月31日以降、 BRPカードの新規発行が停止

 10月16日、英国政府(UKVI)は今年12月31日で廃止となるBRPについて、その準備段階として2024年10月31日に発行停止することを発表しました。

渡航延期(Vignette Transfer)または、紛失、盗難、破損した場合のBRP再発行についても同様となります。

今後、英国入国時に郵便局でBRPを回収する必要がありませんが、渡航前に、UKVIアカウントを作成し、eVisaへの登録が必須となります。


 UKVIアカウントを作成するためには、
・パスポート番号とビザ申請(GWF)番号
または、
・BRP番号(滞在者の場合)
のいずれかが必要です。


以下のサイトからeVisaを取得します。
<必要なもの>
・パスポート番号
・有効なメールアドレス(One time codeでSign inが必要)
・有効な携帯電話番号(SMSでSign inが必要)
・ビザ申請(GWF)番号またはBRP(滞在者の場合)


Get access to your eVisa

https://www.gov.uk/get-access-evisa/check-access-your-evisa


 eVisaに切り替わった後は、BRPが不要となり、再入国の際はパスポートのみで英国の入国が可能となります。


なお、eVisa導入にあたり、今後、英政府が改善点を見直して、情報追加や変更が行われる可能性がありますので、渡航直前や滞在開始時には英国政府のホームページで再確認が必要です。



 英国政府によれば、2025年から本格的に開始されるeVisaについては、物理的な文書とは異なり、安全であり、紛失、盗難、改ざんされることがないとしています。
また、英国で就職したり部屋を借りる際に、滞在資格の証明がより迅速かつ容易になるとしています。

近年、英国ではBRPカードの偽造が大きな問題になっており、eVisa導入によって不法移民の抑止力に繋がると期待されています。


・UKVIアカウントを作成し、eVisaに切り替える方法

https://www.gov.uk/guidance/online-immigration-status-evisa#how-do-i-get-an-evisa-and-a-ukvi-account



 また、2025年1月8日からは、ビザなしの観光旅行で英国を訪れる際には、英国渡航前のETA取得が義務になります。
(※YMSなどで6ヶ月以上の長期滞在者は、eVisaとなるのでETA取得は不要)

・ETAの申請方法

https://www.gov.uk/guidance/apply-for-an-electronic-travel-authorisation-eta

・2025年1月8日から、英国渡航前のETA取得が義務に
https://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article-202410087007.html

2024年10月17日(木) written by ワーホリネット from (イギリス)


20240222529

2024イギリスYMS申請が大幅値上げ IHS料金が30万円超えに

2024イギリスYMS申請が大幅値上げ IHS料金が30万円超えに

 英国政府の内務省(UK Visas and Immigration, UKVI)および保健省(Department of Health and Social Care, DHSC)、によると、2024年2月よりYouth Mobility Scheme(YMS)の申請時の手数料が大幅に変更されたと発表がありました。

また、VFS Global(ビザ申請センター)についても、サービスの手数料の値上げを実施しています。

変更内容は、

・オンライン申請時のIHS料金の大幅な値上げ
・大阪の英国ビザ申請センター利用手数料の値上げ

となります。
これは今後の申請者が対象になります。


IHS料金の大幅な値上げ

 英国ビザ申請においては、ビザ申請料金とは別に「IHS」※という料金の支払義務がありますが、今回、これが約13万円の値上げとなりました。

YMSビザの場合のIHSは2年分を納める事になりますが、2020年10月以降940ポンドだったものが、今回の改定で1552ポンドになり、2024年2月現在、日本円で約300,000円となっています。

今後YMS申請を行うとなると、申請手数料259ポンド(約59,000円)の他に、2024年2月以降は1552ポンドが必要となり、総額359,000円ほどになります。(1月末時点では総額225,000円ほど)

このIHSの値上げについては、2023年7月に既に英国政府内で決定していたことですが、2024年のいつ実施するかは発表されていませんでした。
通常であれば、ビザ改定時期の3、4月と同時に行うものですが、今回前倒しで2月に実施されたことになります。


なお、2024年度のYMS申請については1月31日が募集開始であったために、多くの方がこの値上げを免れたことになります。ただ、今後再申請やビザ申請を検討される場合は、この新料金が適用されますので注意が必要です。

※Immigration Health Surcharge (IHS)とは、2015年4月に英国で施行された税制度で、非EEA(欧州経済領域)国籍者がビザを取得して6ヵ月以上英国に滞在する場合に英国国内の公共医療サービス(NHS)を利用するための費用として、申請料金とは別にビザ申請時に納めなければならない税金のことです。


大阪の英国ビザ申請センター利用手数料の値上げ

 日本で英国ビザを申請をする場合は、オンライン申請後に、東京もしくは大阪の英国ビザ申請センターに来館し、パスポートと資金証明などの書類を提出することになります。

東京と大阪については申請者の都合に合わせて自由に選べるのですが、大阪については、User Pay料金という手数料が発生します。(東京は無料)
User Pay料金とは、申請場所を、地方に新たに設けた場合に発生する維持費用としています。

このUser Pay料金が、55ポンドから、76.5ポンド(約15,000円)に値上がりしました。


YMSビザ申請だけでなく、学生ビザなど他のビザにも影響する手数料の値上げ。
今後、英国に長期滞在を試みる場合は、滞在費用以外に多くの初期費用が必要になりそうです。

 

YMS申請で支払う手数料について
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Required_documents.html#Payments_fee


Pay for UK healthcare as part of your immigration application
https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay

2024年02月22日(木) written by ワーホリネット from (イギリス)


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