自分で借りる: 住居を探しの情報は日本と同じで不動産屋、新聞広告などから情報を集めることから始まります。新聞は水曜日と土曜日に多くの物件が掲載されます。広告には地域別に家の種類と価格などが記載されています。家賃や家の種類(アパートや一軒家など)、地域を把握する為にも必見。朝一番に新聞を買って目標の地域の欄をチェックしましょう。新聞にインスペクション(視察、下見)の時間が載っていますが、当日の事が多いので、「9時からはこの物件、10時からはこの物件など」というように移動時間を考えながらスケジュールを考えると良いでしょう。 不動産屋では店頭に賃貸情報を貼ってありますから新聞以外にも写真や情報を得る事は出来ます。いいと思われる物件なら、不動産屋から住所を聞いて外からだけでも事前に見に行っておきましょう。日当たりが悪いとか車の騒音など、写真からだけではわからない点を確認するのが大切です。また、治安や地域の雰囲気等にも十分に気をつけて検討する事も大変重要です。 もちろん家賃は、立地条件や交通の便、環境等に大きく作用されます。価格にだけ気を取られて犯罪多発地域に家を借りてしまっては大変。自分の目で確認するほか現地の友人や知人を通じて事前に情報を収集しましょう。
シェアを探す: 口コミや現地日本語新聞・雑誌、ワーホリネットや日本食料店の掲示板等を活用してフラットメイト・シェアメイト(同居者)募集の情報を頼りに探してみるのも一つの方法です。フラットメイト・シェアメイトとは一軒家やフラット等を複数の人数でシェアする事により安い家賃で居住しようという考え方です。もちろん他人と一緒に住むわけですから一人暮らしのように自由気ままにというわけにはいかないことになりますが、家賃負担が軽い分、一人暮らしでは到底得られないような環境が得られる可能性もあります。シェア−メイトがネイティブスピーカーなら英語の勉強にもなります。
インスペクションの時にしておきたいこと: インスペクションの時にチェックしたい項目をあらかじめ考えておきましょう。 * 日当たりの良し悪し、風通しなど(南半球は北向きが良い) * 車や周辺(学校やパブ)の騒音 * 水道、給湯のシステム * 電車やバス、ショッピングセンターへのアクセス * セキュリティー・ドアの有無 * エレベーターや車庫の有無 * クローゼット(洋服ダンスや戸棚)の大きさ * 壁の薄さ(シェアメイトを入れようと考えている場合は結構大切) * キッチンシステム(ガスか電気か、オーブンや食器洗い機があるか) * 建物が古い場合は注意! 壁にひび割れがあったり、雨漏りやトイレ、風呂場の水漏れなどの恐れがありますから要注意。また、カーペットのシミ、フローリングのキシミなどもチェックしておきましょう。
WHビザでの滞在可能な期間は12ヶ月です。その間ニュージーランド国内を移動する事も多いと思いますので最低契約期間の長い物件(6ヶ月等)の契約時には十分検討をすることをお勧めします。
住居探しというのは、実際にいろいろ見てみると一長一短でなかなか決まらないものです。でも、インスペクションを行っている物件、特に「良い」とされる地域は、その日の内に契約されてしまう事も多いので、他の物件と比べたり、チェックポイントを見なおしたりなどのんびりしていると次の日には、もう誰かと契約済みだった〜なんてことも結構あります。これはもう経験をつむこととタイミングの問題とわりきるしかないかもしれません。時間の節約のためにも、事前に住みたい地域を念密に下見し、地元の情報を収集し(治安、交通の便等)、インスペクションの時にこれだけは外せないというポイントをしっかり決めておきましょう。
このようなシェアアコモデーションは、新聞の他、現地の日本語新聞や雑誌、ワーホリや学生向けの情報センター、英語学校、日本の本屋さんや日本食料店などにある掲示板にも広告されています。大部分は日本人が日本人のシェアメートを募集していたり、ニュージーランド人で日本語の勉強をしている人の場合も多いです。
フラットメイトとのトラブル 「フラットメイトとの間でトラブルなんてあったことがない」という人は誰もいないでしょう。それも日本人以外の他国の人ならなおさらです。文化や生活習慣の違う人達と共同生活をするのですから、いろいろと勝手が違うのは当然の事。でも、なるべくなら大問題になる前にきちんと相談して、解決しておきたいものです。 一番いやなのは、金銭問題ですが、家賃をちゃんと払っていれば特に問題はないはず。ちゃんと領収書のようなものを書いてもらえば確実でしょう。電話代も掛けた電話番号が出るのではっきりしています。 よくトラブルが起こるのが共同スペースの利用。リビングや洗濯機、シャワールームの使用の仕方などそれぞれルールがあるはずですから、入居を決める前に確認して、お互いに理解しておいた方が無難でしょう。基本的には共同スペースには個人の物をおかないようにすて、もちろん物がなくなっても誰も責任は取ってくれませんから、割り切った感覚で生活した方が、上手くいくでしょう。また、「冷蔵庫から食べ物が消えた」ということもよくあります。兎に角話し合うという気持ちが大切です。 生活時間帯の違いもよくあるトラブルの一つ。レストランの仕事で帰ってくるのが遅い人は9時−5時の仕事をしている人とは合わないかもしれません。他の住居人がどんな仕事をしているか、自分の生活パターンの話も事前にして、確認しておいた方が、こんな筈じゃなかった〜なんてことにならなくていいでしょう。 トラブルをあげればきりがないでしょうが、現地に住む人と友達になれるいいチャンスです。英語も上手になるし、いろいろ教えてもらえる事も多いと思います。人生の貴重な経験となるかどうかは、全て貴方次第。前向きに明るくいろいろ話し合って生活してみましょう。