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ドイツの運転免許証

6カ月以上ドイツに滞在し運転を希望される方は、入国後6カ月以内にお持ちの国際免許証もしくは日本の免許証をドイツの運転免許証に書き換えておく必要があります。

また免許証の書き換えの実務は、地域、市町村によっても異なり、時には担当者の判断にも左右されることがありますのでご注意下さい。

ここでは一例としてフランクフルトでの書き換えをご紹介しましょう。

 

 

書換えの仕方

書換えに必要な書類 ：

1. 日本の有効な免許証(2年以上有効のもの)とそのコピー
2. 日本の免許証の翻訳 ----- 3日ぐらいの日数はかかりますが日本総領事館でしてもらえます。
3. パスポートとパスポートのコピー（ドイツ入国ビザのページも含める）
4. パスポート用写真1枚　(裏にサインすること)
5. 住民届(住民票)のコピー

※住民届は役所(Einwohnermeldeamt) で住所登録をした時にコピーにスタンプを押して返してくれます。これがMeldebestatigung (住民票)です。

以上を　Fuhrerscheinstelle (Mainzer Landstrase　315,　60326　Frankfurt/Main)に提出します。

 

 

申請時の注意点

1. 申請は本人が出頭しなければなりませんが、受領時は委任状があれば代理人に委託することもできます。
   
2. 受付時間は日によって違います。事前に電話して条件や申請日の開いている時間を確認しておくことをお勧めします。
   
3. 日本の免許証の返却について
   返還依頼書があれば日本の免許証を返してくれるそうですが、基本的には日本の免許証も国際免許証も没収されます。これは、ドイツの運転免許証が、ヨーロッパ内で通用するので、ドイツの運転免許証を取得した場合、他の免許は、無用とみなされるからです。しかし日本に帰国すれば日本の免許が必要になるので、返してもらいたいものです。仕事で頻繁に日本に帰らなければならないとか言い添えると、返してくれる所もあるそうですので、あらかじめ確かめておきましょう。
   
4. 申請してからドイツ免許証が出来るまでに 6 〜8週間かかります。もし2カ月たって何の通知もなければ、電話で問い合わせることをお勧めします。
   
5. 外国の免許証に対する取り扱いはすべて一律ではありません。例えば、日本の免許証の切り換えとアメリカの免許証の切り換えとでは条件が違いますので、ご注意下さい。
   
6. ドイツの免許証は永久的で有効期限が切れることはありません。
   
7. メガネ屋さんで視力テストを受け、Red Cross や St.John Ambulanceで受講し応急手当ができるという証明証が必要な区域もあります。
   

 

 

中古車購入の方法

免許証の次は、車ですが、中古車を買う場合の注意として維持費を考慮にいれておく必要があります。保険、自動車税、整備・修理費、燃費等が車を買ってからの恒常的支出項目となります。

* 一般にディーゼル車の方が燃費が良く、また燃料もガソリンに比べ20ｾﾝﾄほど安いのですが、税金が高いので、目安として年間30000km以上走行しないとかえって高くつきます。その上カーボン微粒子の発癌性についても依然として論議されているので、この点もご考慮下さい。

* 売買契約を結ぶ前に必ず十二分のテストドライブをしておくこと。

* 個人から買うときには、契約前に売り手の身分や車との法的関係を調べておくこと。売り手は18歳以上で、車の所有者でなければいけません。なるべく定型の売買契約を使うように。

* 「企業」が中古車を販売した場合、売り手には最低一年間の瑕疵担保責任がありますから、この期間中、売り手は、欠陥を無償で修復しなければなりません。ここでいう「企業」とは自動車ディーラーだけでなく、自由業、自営業者が業務用に使った車を売った場合も「企業」が販売したとみなされています。

* 買い手は買った車を自分名義に変更することを義務づけられています。売り手は保険(自賠責保険、自動車保険)の掛け金や自動車税の支払いを停止するため、《Verauserungsanzeige》(売却通知)を管轄の道路交通局に送付し、同時に買い手が車両証、車検証(Kfz-Brief, Kfz-Schein)を受け取ったという受領証も送付します。このプロセスが完了した場合のみ、売り手は自動車税、保険の継続支払い義務が免除されます。車の名義変更がなされていない場合、売り手には、最高18カ月までこうした掛け金の支払い責任があります。